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かぼちゃでんしゃを見に行こうよ

先日のイベントにて
新作のかぼちゃ電車Tシャツを購入された方とお話ししていた際、
「主人がかぼちゃ電車をテーマにした童話を書いて、入賞したんです」という話を聞き
ビビッと151.pngきたアテンダント

ぜひお話聞かせてください♪とお願いしたら、
後日、お手紙と一緒に作品も送ってくださいました。

一部を抜粋してご紹介いたします(ご本人の許可をいただいております)
「かぼちゃでんしゃを見に行こうよ
(略)
昼寝をしていたヒデが目を覚ます。なり、「おじいちゃん、かぼちゃでんしゃ見に行こうよ」と孫のヒデが声を掛けてきました。
ここは、滑川市ひがし町のしもたかやである。「うん、分ったよ、かぼちゃでんしゃを見に行こう」と返事をする。
かぼちゃでんしゃとは、富山駅と宇奈月駅間を往復している、富山地方鉄道の電車のこと。
車両が、黄、緑、黒なのだが、誰が言ったのか分かりませんが、「かぼちゃでんしゃ」とよび親しまれているようだ。
(中略)
ひがし駅近く、「キコンキコン、キコンキコン」踏切のかねの音が聞こえてくる。
と、「じいちゃん、早く、くるよ」「ああ、くる。くる」カシャンカシャン、カシャンカシャンと音を響かせて、近づいてくる。
ひがし駅を出駅したかぼちゃでんしゃの顔が見え、「きたよ、きたよ」「きた、きた、かぼちゃでんしゃだ」
急に、大きくなったと同時に、「ゴゴーゴゴー、ガガーガガー」すごく響く大きな音、あたたかな風が、ヒデの顔やからだに「フワァー」と吹きつけあたりました。
それは、本当に、あたたかでした。
かぼちゃでんしゃが通り過ぎた後にも、カタンコトン、カタンコトン、カタンコトンと音は響き、でんしゃは遠のいて行きました。
(中略)
「じいちゃん、かぼちゃでんしゃ、大きいね」
「大きい、たくさんお客さん、乗せるから」
「かぼちゃでんしゃ、かわいいね」と言うとヒデの目が、眠くて細くなり、ほほが赤く、リンゴ色のようになってきた。
(略)」

童話なので、実際にはない駅や設定などありますが、かぼちゃ電車をテーマに選んでくださり
とても嬉しかったので今回ご紹介させていただきました( *´艸`)

かぼちゃ電車の走っている姿や、それを見送っている孫・「ヒデ」のほのぼのとした情景が想像できますね

沿線でも、手を振っているお子さまをよく見かけます(^^)/
同じ気持ちで地鉄電車を見てるのかな✨
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地鉄電車は、これからも地域に愛される鉄道会社を目指します

by toyama-chitetsu | 2020-09-28 12:00 | アテンダントより